今回のテーマは、病気の中でも進行するとやっかいとされる病気です。
病気について知ることが大事です！！！！
ご覧ください。
慢性腎不全
腎臓は沈黙の臓器と言われるほど機能がかなり低下するまで自覚症状がないのが特徴です。

急性腎不全と慢性腎不全の違いって何？
急激に腎臓機能が低下するものが急性腎不全で適切な治療をおこなえば回復します。
慢性腎不全は数カ月から数十年の長い年月をかけて腎臓の働きがゆっくりと悪くなり、回復はほとんど見込めません。

腎不全の症状は？
急性腎不全→尿の出が悪くなったり、まったく出なくなったりします。
慢性腎不全→程度が軽い場合はほとんど症状がでませんが、腎機能が低下してくると尿の量が増える（特に夜間）目の周りや足のむくみ、疲れやすい、
　　　　　　食欲がない、息切れするなどの症状が出ます。


腎臓の機能が低下すると血液の酸性度が高くなり、貧血が起き、神経が傷つき、骨の組織が劣化し、動脈硬化のリスクが高くなります。
その原因として最も多いのは糖尿病でその次に多いのが高血圧です。　
糖尿病や高血圧にならないよう、生活習慣を改善しましょう。

末期になると人工透析か腎臓移植が必要になります。透析は症状を抑えているだけで徐々に病気は進行していきます。
透析は週に3回やらなければならず、一回4～5時間継続して治療しなければなりません。
放置すれば腎臓病が原因で死亡することもあります。程度が軽いうちに日常生活を見直すことが重要です。

病状が悪化した末期に腎臓病はもう治る見込みはなく、一生透析しなければなりません。

肝硬変
肝炎が６か月以上持続していると慢性肝炎と診断されます。
肝硬変は急になるのではなく、慢性肝炎が進行して肝硬変、肝臓がんとなっていきます。

肝硬変は『代償性』と『非代償性』に分けられます。
代償性は肝臓機能がなんとか保たれており、非代償性は肝機能を代償できない程度までに悪化した状態をいいます。

肝硬変が進行すると？
肝硬変が進行し『非代償性』とよばれる状態となると・・・
黄疸　　　→ビルビン（通常は肝臓で代謝される黄色い色素）が体内で増加することで皮膚や白目が黄色くなります。
肝性脳症　→血液中に有毒なアンモニアが増え、意識障害を中心とした様々な症状が現れます。重症の場合は昏睡状態になります。
腹水・浮腫→血液中のたんぱく質（アルブミン）が減少することで、お腹や手足に水が溜まります

肝硬変は機能が回復することもありますが、肝臓がんになるリスクが非常に高くなり、
肝臓がんになると最終的には肝不全となり死に至る場合があります。
また、さまざまな合併症が起こり治療が困難になりますので生活習慣を見直して数値の改善を目指しましょう。

数値が悪い時は放っておかずに受診するようにしましょう！

次回のテーマは 『こころの健康』についてです。
また覗いてください(^^)/

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